葬儀費用

司法書士のもみきです。

葬儀は人の最後の儀式として故人の親族にとっては大切にしたいものだと思いますが、規模の大小はあれ、それなりの費用がかかるもので、全国平均200から300万円程度という統計調査もあり、一般の方にとっては決して軽くない負担だと思います。

相続税を計算するときは、被相続人の葬式にかかった費用を遺産額から差し引くことができることが明確に定められている(国税庁HPより)のですが、葬式費用を誰が負担すべきかということについては、実は法律上の決まりがありません。

相続財産から賄う(まかなう)べきとする説・相続人が負担すべきとする説・喪主が負担すべきとする説・慣習に従うべきとする説など、判例の見解も分かれているようです。

葬式は相続が発生した後に行うものですから、亡くなった方が負担すべきものではないということは理屈としては理解できますが、「相続財産からは出せないから、喪主のあなたが全額負担して欲しい。」などと一方的に言われてしまったら納得いかないこともあるかと思います。

実務的には、相続人同士で、「まずは香典で賄い、不足が出た場合は相続財産の中から賄う」などといった話し合いを事前若しくは事後に行うことが必要になりますのでご注意下さい。

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